通夜は故人と、ご遺族様や特に親しい方々と過ごす最後の夜です。かつては、ご自宅にてご遺体のそばで故人の思い出話などをしながら、お線香やロウソクの火を絶やさずに番をすることでした。
現代では、葬儀斎場などの通夜会館で行うという流れになってきていますが、ご自宅で通夜をするのが一般的な地域もあります。また、最期は長い人生を過ごし思い出の詰まったご自宅から送りだしてあげたい、そんな想いで自宅通夜を選ばれるご遺族も多くなっています。
ご遺族様・ご親族様で故人に付き添い、ご自宅で最後の夜をお過ごしください。
お部屋や駐車場などの問題で、ご自宅での通夜を行えない場合もございます。その際は通夜会館もご利用いただけます。また、菩提寺に通夜室を設けてある場合等、状況に合わせて最適な通夜をご提案させていただきます。
旅支度は、納棺の前にする大事な儀式です。亡くなった人の体を清め、死装束を着せ、きれいにお化粧をして棺に納めます。その仕事をする人を納棺師といいます。納棺師を描いた映画「おくりびと」が第81回アカデミー賞(外国映画賞)を受賞したことで皆様にも知れわたりました。
弊社では、株式会社NKエージェントの納棺師による旅支度(ご納棺)をお勧めしています。それは、旅支度をきれいにして見送りたいという皆様のお気持ちであり、皆様に大変喜んでいただいているからです。一般的な旅支度は、真っ白な衣装を着せ(包み)ます。白には、清らかであり、魔よけという意味あいもあります。この儀式の意味は、故人が迷うことなく安らかに旅立ってほしいという想いがご遺族様に込められているからです。
宗旨・宗派に合わせた衣装の着付けをします。たとえば、仏式(浄土真宗を除く)なら経帷子(きょうかたびら)を、神式なら白の小袖を用意します。
長い紐でほどけないように手前でしっかりと結びます。 結び方は、「立て結び」でほどけない様にしっかり結びます。
納棺には皆様の手をお借りします。男性陣で故人をお持ちし、女性は柩のところで待ち、手を添えます。納棺が終わりましたら弊社でドライアイスを故人にあてます。
できるだけ皆さんの手でかけてください。
故人が生前愛用していたものや使用していたものを入れます。金属・陶器・果物など燃えないものや破裂しそうなものは入れられません。それ以外でしたら、何を入れてもかまいません。しかし、形見として残されたいものはよく考えて残してください。
最後に親族の方が中心となり、柩のふたを閉めていただきます。